(^^)/ はろはろ。
2021/6/24の記事で、レゴ社が使用済みペットボトルを再利用したレゴブロックの試作品を公開した件の続報です。
FINANCIAL TIMESの2023/9/25の記事の概要意訳です。
(私の環境では先ほどまで記事が見えていましたが、現在有料案内に切り替わっています。環境によるかもしれませんので、リンクは残します。 20:20現在、原文の記事タイトル「Lego ditches oil-free brick in sustainability setback」でGoogle検索すると、検索結果のキャッシュに…)
詳細は原文記事を参照願います。
個人的には、魔法の素材は見つからなかったとのコトで、レゴブロック独特のカッチリした保持力をもたない、中途半端な品質のレゴブロックが出回ることがない点は、安心しています。
日本でも大々的にプレスリリース(2021/6/24)したので、レゴジャパンによる情報の更新が必要だと思いますが、どのように告知(ビジネス誌取材含む)するのか気になります。
環境責任担当者インタビュー
環境責任担当者 ティム・ブルックス氏(参考:コロコロコミックの2021/12/18の記事)によると…
・再生ポリエチレンテレフタレート(RPET)はABSよりも柔らかい。
・既存のレゴブロック原料のABSと同等の安全性と耐久性を得るには、追加の材料や、加工と乾燥が必要。
・それには、現在のABS原料のブロックを製造するより、多くのエネルギーが必要。
・RPETの生産を拡大するには、工場内の全てを変更するほどの必要があり、二酸化炭素排出量が拡大することもあり、断念した。
最高経営責任者(CEO)インタビュー
最高経営責任者(CEO) ニールス・B・クリスチャンセン氏によると…
・当初の「2030年までにレゴの全てのパーツを持続可能な資源由来のプラスチックにする」という目標は撤回。 多くのバイオベースおよびリサイクル材料を徐々に組み込むことで、より持続可能なものにすることを目指すよう変更。
エッジ追記:現在、ブロックではなく、樹木のパーツ等は、植物由来の素材に置き換えられています。ブロックのようにカッチリした保持力を必要としないパーツをさらにABS以外に置き換えていくものと思われます。
・初期の頃は、持続可能性の問題を解決する魔法の素材や新しい素材を見つけるほうが簡単だと信じていた。 レゴ社は何百もの素材をテストしたが、そのような素材は見つけられなかった。
・記事のアイキャッチ画像は、レゴ社プレスリリースからの引用です。
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